老化とニコチンアミド・モノ・ヌクレオチド

ニコチンアミド・モノ・ヌクレオチド(略してNMN)という物質の名前を初めて聞く方も多いと思いますが、私達全員が身体の中に持っている物質であり、身体の機能を保つことに必要な物質です。抗老化性物質であるニコチンアミド・モノ・ヌクレオチドに体内で変換されます。私達人間は、50代を過ぎた頃からこの物質を作り出す体力が落ちてくるため、ニコチンアミド・モノ・ヌクレオチドを投与し、体内でニコチンアミド・アデニンジヌクレチオドを合成、そして、補充し、その低下を補うということになります。

錠剤ニコチンアミド・モノ・ヌクレオチドそのものは、サーチュイン遺伝子を活性化する可能性を保持しているとされ、かなり以前から多くの研究者によって、研究が進められていました。ネズミを実験で使用するという話をよく耳にしますが、マウスの遺伝子は人間とよく似ていると言われています。糖尿病にもなりますし、がんにもなります。そして、老化するプロセスも人間と似ている部分が多数、存在します。

このニコチンアミド・モノ・ヌクレオチドを2歳のマウスに注入したところ、生後6ヶ月ほどまで若返らせることに成功したという研究もあります。人間の年齢に換算すると、約40歳相当の若返りを果たしたということになります。この実験においては、副作用の存在も認められていないということで、今後は、安全性及び効果を確認していくということになっていくでしょう。最終的には人間の老化を食い止める夢の物質として、投与可能なレベルを目指していくことになります。投与可能となると、医療界の大きなビジネスモデルとなる可能性が大きくなります。